お得な料金でモバイル通信・通話を利用できる楽天モバイルは、大手キャリアからの乗り換えであれば、月々の料金が5,000円以上お得になるケースも少なくありません。
そのため、月々のスマホ料金を節約したい方の中には、楽天モバイルのSIMカードのみを申し込みたいという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、楽天モバイルでSIMのみを契約する方法を解説します。
楽天モバイルはSIMカードのみの契約も可能
楽天モバイルは、スマホとセット購入するのではなく、SIMカードのみ契約することも可能です。
そのため、楽天モバイルなどの携帯電話会社で契約すると、SIMカードに契約者情報が登録されて、モバイル通信が利用できる流れです。
楽天モバイルのSIMカードは2種類ある
SIMカード
SIMカードは、「Subscriber Identity Module」の略で、SDカードよりも小さい小型のカードの形をしています。
SIMカードは、標準・micro・nanoという3つのサイズがあり、現在では最もサイズが小さいnanoSIMに対応したスマホ端末が多く販売されています。また、楽天モバイルで販売しているスマホは、全てnanoSIMに対応した端末です。
eSIM
SIMカードは利用開始時や機種変更時に入れ替えが必要ですが、eSIMは物理的なSIMカードではないため、SIMカードの入れ替え作業が必要ありません。
また、eSIMはオンラインで手続きを完結させることが可能で、楽天モバイルでの申し込みは最短5分で切り替えが完了することがメリットでしょう。
楽天モバイルのSIMカードのみを利用するメリット
- データ無制限で使い放題
- 豊富な対応機種
- 国内通話料が無料
- 楽天ポイントがお得に貯まる
データ無制限で使い放題
楽天モバイルを利用するメリットの1つが、お得な料金でデータ無制限のプランが利用できる点です。実際に大手キャリアの実質無制限プランの月額基本料と比較すると、楽天モバイルは毎月4,000円程度お得に利用できます。
| 楽天モバイル | 3,278円 |
|---|---|
| ドコモ※1 | 7,315円 |
| au※2 | 7,238円 |
| ソフトバンク※3 | 7,238円 |
※ 割引適用前の月額基本料です。
楽天モバイルのデータ使い放題は楽天回線エリア内に限定されますが、現在もエリアの拡大が進んでいるので、今後さらに幅広い地域で利用できる可能性は高いでしょう。
豊富な対応機種
楽天モバイルでは、豊富な機種に対応しているので、現在利用中のスマホのまま乗り換えが可能です。
- iPhone（iPhone 6s以降に発売された製品）
- Android（Xperia・AQUOS・Galaxyなど）
- Rakutenオリジナルスマホ
楽天モバイル公式サイトでは、利用中のスマホが対応しているか簡単に検索できるので、申し込む前に確認しておきましょう。
国内通話料が無料
楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を使用して発信をすると国内通話料が無料になります。
また、Rakuten Linkを使用している相手との通話は海外への着信・発信も無料で、Android製品の場合はSMSも無料です。
楽天ポイントがお得に貯まる
楽天モバイルを利用すると、楽天ポイントがお得に貯まることは嬉しいポイントと言えるでしょう。
そのため、楽天のサービスを利用することが多ければ、楽天モバイルを便利に利用できます。
楽天モバイルのSIMカードのみを利用するデメリット・注意点
- 対応機種かどうか確認する
- 楽天回線エリア外は月間5GBまで
- iPhone製品はRakuten LinkのSMSが使えない
対応機種かどうか確認する
楽天モバイルでSIMカードのみを申し込んで、利用中のスマホのまま乗り換える場合は、スマホ端末が楽天モバイルへ対応しているか必ず確認しましょう。
また、大手キャリアで購入した端末の利用は、SIMロックの解除手続きが必要な場合もあります。SIMロックがかかった状態だと、楽天モバイルのSIMカードが利用できないため、乗り換え前に手続きが必要です。
楽天回線エリア外は月間5GBまで
楽天モバイルは、楽天回線エリア内であればデータ無制限で利用できますが、楽天回線エリア外の高速通信は月間5GBまでと決められていることは注意したいポイントです。
パートナー回線で月間5GBまで使用すると、その月のパートナー回線エリアでの通信速度が最大1Mbpsまで速度制限されるため、データ容量の使用量は定期的にチェックしておきましょう。
iPhone製品はRakuten LinkのSMSが使えない
国内通話が無料で利用できる専用アプリ「Rakuten Link」は、iPhoneで使用すると一部サービスが制限されるので注意が必要です。
標準のメッセージアプリでSMSを利用した場合、1文字〜70文字の送信で3.3円、71文字から134文字の送信で6.6円と送信文字数によって異なる料金が発生します。
そのため、iPhoneでSMSをよく利用する人は、月額1,100円の通話オプションへ加入することもおすすめです。通話オプションに加入すると国内SMSが使い放題になります。
楽天モバイルでSIMカードのみを申し込む手順
1必要なものを用意する
楽天モバイルでSIMのみを申し込む場合には、以下の5点を用意しましょう。
- 楽天モバイルに対応した端末
- 本人確認書類（免許証・マイナンバーカードなど）
- 楽天会員のIDとパスワード
- クレジットカードまたは銀行口座の情報
- MNP予約番号
他社キャリア・格安SIMから楽天モバイルに乗り換えるという人は、同じ携帯番号を利用するためにMNP予約番号の発行が必要なので、現在契約中のサービスで発行しておきましょう。
申し込み
必要なものが用意できたら、Webまたは店舗のいずれかで申し込みを行いましょう。
また、店舗で申し込む場合には、事前に来店予約をしておくとスムーズに手続きすることが可能です。
SIMカードを受け取る
Webからの申し込みの場合は、SIMカードが自宅に到着するのを待ちましょう。審査状況や配送状況によっても変わりますが、申し込みから最短2日でSIMカードが自宅に届きます。
eSIMで申し込みをした場合は、SIMカードの受け取りは不要なので、本人確認審査終了後にそのまま開通手続きを行うことが可能です。
初期設定
SIMカードを受け取ったら、公式サイトに記載されている手順で初期設定を進めましょう。
21時以降に手続きを行う場合は、完了時間が翌日9時以降になってしまうので、当日中に利用したい方は21時よりも前に転入手続きを行いましょう。
楽天モバイルの料金プラン
- 2022年7月1日から新プランへ以降
- 使ったデータに応じて料金が変わる
- 楽天回線内データ使い放題
- Rakuten Linkで国内通話が無料に
楽天モバイルでは、2022年7月1日から新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」がスタートします。月間の使用データ量が3GB以内・20GB以内・20GB超過によって料金が変化するので、誰でも利用しやすい料金プランが特徴です。
また、Rakuten Linkアプリを使用すれば国内通話が無料になり、Androidスマホの場合はSMSも無料で利用可能です。
| 月額料金 | 【Rakuten UN-LIMIT VII※1】 3GBまで：1,078円 20GBまで：2,178円 20GB以降：3,278円 |
|---|---|
| 回線 | 楽天回線 パートナー回線（au） |
| 国内通話料 | 標準アプリ：22円/30秒 Rakuten Link：無料 |
| 速度制限 | パートナー回線月間5GB利用で最大1Mbpsに速度制限
|
楽天モバイルでSIMカードのみ申し込む際に利用できるキャンペーン
楽天市場の買い物がポイント最大16倍
楽天モバイルの契約者は、楽天市場・楽天ブックスなど、楽天グループの決められたサービスでの買い物時にポイントが最大14倍される「SPU（スーパーポイントアップ）」を利用可能です。
ポイントが＋2倍されるキャンペーンの条件は、楽天回線の利用で＋1倍、楽天会員のランクがダイヤモンド会員の場合で＋1倍です。
楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン
楽天モバイル・楽天の光回線サービス「楽天ひかり」をセットで利用すると、楽天ひかりの月額基本料が1年間無料になるキャンペーンも実施中です。
楽天ひかりは、フレッツ光の回線が利用できる光コラボで、ファミリープラン（戸建て）が月額5,280円、マンションプラン（集合住宅）が月額4,180円で利用できます。
そのため、キャンペーンを適用すると1年目は初期費用1,980円と開通工事費の分割払いのみで利用可能で、フレッツ光や他社の光コラボからの乗り換えでの工事費は必要ありません。
まとめ
今回は、楽天モバイルでSIMカードのみを契約する方法を解説しました。
楽天モバイルはお得な料金プランで、スマホをたくさん使う人もあまり使わない人にもおすすめです。
また、キャンペーンも多数実施しているため、お得に契約できることはメリットと言えるでしょう。
eSIMにも対応しているので、ぜひこの機会に乗り換えを検討してみてくださいね。